はぐまつ今月のコラムでもご紹介していますが、「ネット依存」という問題が中高生を中心に広がっています。
厚生労働省の調査報告(2013年8月1日)によると、中高生51万8,000人が「ネット依存」であることが明らかになりました。
調査では、以下の8項目のうち5項目以上「はい」がある場合は、「病的な使用」すなわち依存状態であると判定されました。
- インターネットに夢中になっていると感じるか(たとえば前にインターネットでしたことを考えたり、次に接続することをワクワクして待っているなど)
- 満足を得るためには、インターネットを使っている時間をだんだん長くしていかなければならないと感じるか
- インターネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことがたびたびある
- インターネットの使用時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、落ち着きのなさ、不機嫌、落ち込み、またはイライラなどを感じるか
- はじめ意図したよりも、長い時間オンライン状態でいるか
- インターネットのために、大切な人間関係、仕事、教育や出世の機会を棒に振るようなことがあったか
- インターネットのハマり具合を隠すために、家族、治療者やほかの人たちに対してうそをついたことがあるか
- 問題から逃れるため、または絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みといった嫌な気持ちから解放される方法としてインターネットを使うか
ネット依存が疑われる場合、まずはお近くの心療内科などの専門医に相談しましょう。
全国的にはネット依存を治療する専門外来もあります。
コメント