ドロシー・バトラー 著 百々 百合子 訳
のら書店
1984年に出版されたこの本は、複雑な障害を持って生まれた女の子クシュラが、家族の献身的な絵本の読み聞かせによってすばらしい成長を遂げる感動の記録です。「クシュラの読んだ本が、クシュラの人生の質をどれほど高めたか、(中略)愛情と援助が一貫してあたえられている環境で、言葉と絵の宝庫にふれさせたことは、全般的には認知の発達、とくに言語の発達において大いに役立った。(中略)だがおそらく、クシュラの読んだ本が、クシュラに大勢の友達をあたえたことこそ、何よりも重要である。」
障害があろうとなかろうと、良い本には子どもの発達を促す力があり、本が子どもにとって、いかに大切かを実感していただけるはすです。
ちなみに、2006年には普及版も出版されました。